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【国語】「小学校で常用漢字の大半読解を」 文化審議会報告案
 
 文部科学相の諮問機関・文化審議会国語分科会(分科会長、北原保雄・筑波大学長)は5日、小学校の国語の時間を大幅に増やし、常用漢字1945字の大半を読めるようにすることを盛り込んだ報告案をまとめた。学習指導要領が現在、中学3年までに求めている数と同じで、小学校段階では現行の1006字の2倍近くに上る。国民の国語力低下に歯止めをかけるのが狙いで、来年1月末をめどに文部科学相に答申する。同審議会が学校教育の内容に具体的に踏み込んで提言したのは初めて。
 「これからの時代に求められる国語力」と題した報告案は、国語力を身につけるには学校での国語教育と読書活動が重要と指摘し、小学校から読書を重視するよう提言した。「常用漢字の大半を読めるようになれば読書への抵抗も小さくなる」として、現在は週3〜4時間の小学校の国語の授業を大幅に増やすよう求めた。
 読める漢字を増やす方法としては教科書で「心ぱい」「こっ折」などの交ぜ書きをやめ、ふりがなを用いて「心配」「骨折」と表記することも提言した。漢字能力の実態調査の実施も求めた。
 現行の学習指導要領は、小学校で常用漢字1006字が読め、小6時点でこのうち825字を書けるようになることを求めている。中学校では卒業までに常用漢字の大半を読めるとともに1006字を書き、文章の中で使う力を身につけることを定めている。
 実際に学習指導要領を改正して授業時間を増やすかどうかは、中央教育審議会の審議を経る必要がある。
 

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