新しい学習指導要領の移行措置を公表「小学授業週1コマ増 理数強化を来年度から」 4月25日
文部科学省は4月24日、先月末に改定した新しい学習指導要領の移行措置を公表した。
小中学校とも算数・数学と理科の実施時期を前倒しして来年度からとし、この2教科の授業時間と学習内容を大幅
に増やす。中学は総合学習などを削減するので総授業時間は現在のまま。小学校は全学年で週1コマ授業が増える。
移行期間中は新たな検定教科書がないため、同省では補助教材を作成して配布する予定だが、現場に行き渡るのは
実施直前になる見込み。
新指導要領では小学校の算数は1年が週4コマ(1コマ45分)、2〜6年が週5コマとなり、6年間で142コマ増える。
理科も4〜6年は週3コマになるなど計55コマの増。中学は数学が1年と3年が週4コマ(1コマ50分)になるなど計70
コマ増え、理科も2〜3年が週4コマになるなどで計95コマ増える。
移行措置によって小学校の場合、算数と理科は来年度から授業時間、内容とも新指導要領と同水準になり、算数は
2年の「時刻の読み方」が1年に、6年の「立方体、直方体」は4年に、理科は「電磁石の強さ」が6年から5年に早まる。
教科ごとに担任が違う中学は理数の教員だけに負担が偏るのを避けるため、授業時間は11年度までに段階的に
増やすこととし、来年度は数学が1年で年35コマ増、理科は3年で年25コマ増にとどめる。内容も数学の「球の表面積
と体積」や理科の「イオン」など最低限の増加にした。同省は現在の教科書にない分を補助教材にまとめ年度内に全児
童・生徒に配布する。